さつまいもの 育て方

育ちゃん、この前、サツマイモを植えたんだ。
サツマイモについて教えてください!

おお、育ではないか。よう来たのう。
では早速サツマイモの歴史から始めよう。
わしらサツマイモは、中央アメリカ生まれでなんと5000年も前から育てられていたんじゃ。
日本に最初にやって来たのは江戸時代。
中国から今の鹿児島、当時の薩摩に伝わったんじゃ。

なるほど、だから”サツマ”イモなんだね~!
じゃあ、サツマイモってどうやって成長するの??
5月頃に苗を植えると、どんどんつるが伸びていくんじゃ。
9月中頃から「イモ」のもとになる根が生えてきて、
10月頃にその根っこが太く大きくなることで、わしらがたべているサツマイモができるんじゃ。

苗で植えるのって初めてだったけど、不思議だなぁ。
なんで苗で植えるの?

根は葉の付け根から出てくるから、
付け根をよりたくさん地面の中に入れて植えた方が根の数が増える、つまりイモがたくさんできるんじゃ。
でも太陽の光はイモを大きくするのに必要じゃから、
光を受ける葉っぱは土から出して植えるんじゃな。


な~るほど!!
大きく育つには水や肥料はたくさん必要なのかな??

サツマイモは水を好まないから水やりはあまりいらないんじゃ。
肥料も、たくさんはいらないんじゃ。
逆にやりすぎるとつるばっかり伸びて肝心の根っこが育たない。
このことを“つるぼけ”というんじゃ。
つるがあるていど長くなると、“つる返し”という伸びたつるをうねの方にバサッとひっくり返す作業をするんじゃが、イモひとつひとつに栄養をいきわたらせるために大切な作業じゃぞ。

そうなんだ!
植えたサツマイモ、大丈夫かなー??
ちょっと畑見に行こうっと!