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スマートデバイスを使って、一緒にルッコラ栽培体験


■ インターネットを活用して、一緒に作物を作ろう!

 2015年9月、コビープリスクールかみめぐろさん(東京・目黒区)、コビープリスクールよしかわさん(埼玉・吉川市)、東根市立ひがしね保育所さん(山形・東根市)の3園の5歳児クラスの子どもたちと、茨城県で無肥料無農薬自然栽培を実践する鹿嶋パラダイスさんが、インターネットを通じて、ルッコラの栽培体験を実施しました。

 まずはルッコラの種を農場から送っていただき、Skypeで双方をつないで、一緒に種まきをしました。
 「人差し指の最初の線のところまで土に優しくさして穴をあけ、1つずつ種をまき優しく土をかぶせましょう」。画面の向こう側では、農家さんが実際に畑にルッコラの種をまきながら教えてくださいます。



 「種が小さいね」「一粒ずつ入れるの?」子どもたちは農家さんとそんな会話をしながら、一人ずつプランターに種をまきます。1日1回、登園後に水をあげることもお約束しました。

 その後、子ども達から農家さんへの質問タイム。
 「雨の日にも水やりはしていいのですか?」「畑ではほかにどんなお野菜を育てているのですか?」など積極的に質問する子ども達。日頃からICT保育を通し、発表の時間を多く設けていることの表れでもあると思います。

 

 10月上旬には、2回目の対話の時間を作りました。それぞれの生育状況を確認し、農家さんから育て方のアドバイスをしていただきました。

 ルッコラも大きく育ち、もうすぐ収穫の時期を迎えます。
 今後も一緒に様々な野菜の栽培に挑戦し、機会があれば実際に農場見学に行くなど交流が深まればと思います。ICTを使うことでコミュニケーションの幅が狭まるという懸念を持たれがちですが、今回の取り組みを通じ、ICTに何かを組み合わせることで、様々なコミュニケーションが広がることを、子どもたちは体感として学んでくれたことと思います。


■ ICTを通した食育活動に挑戦!

 この取り組みは、株式会社コビーアンドアソシエイツ(本社:千葉県野田市)と社会福祉法人コビーソシオ(本部:東京都目黒区)が運営する保育園の一部で実施しているICT保育の取組みの中で、「インターネットを活用して、一緒に作物を作ってみませんか」と日本ユニシス株式会社および私たち日本農業法人協会からお声がけをしたことから始まりました。

 同社が実施しているICT保育では、ICTの正しい使い方やマナーを知り、子どもたちがICT機器をただの玩具と認識する前に、何かを想像したり、集約したり、発表したり、新たな価値を生み出す有用な道具であることを実体験として学んで欲しいと考え、昨年度から導入されています。その一環として、農場の方から育て方のポイントを教わりながら、一緒に作物を育てることで、作物を育てる楽しみや難しさを知ってもらう、食育活動への一助となりたいと思いました。



■第2回目 収穫の様子 >>詳細を見る



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